WordPressからCloudflare Pagesへ。Claude Codeと2日で完了した移行記録

このサイト、7年間WordPressで動かしてきました。
それをたった2日間でAstro + Cloudflare Pagesに移行しました。しかも、ほぼすべての作業をClaude CodeというAIコーディングツールにやってもらいました。
ボクはエンジニアじゃありません。コードなんて書けません。
それでもです!AIと壁打ちしながら、サイト移行が完了してしまったんです。この記事では、その一部始終を記録しておきます。
7年間放置したWordPressの末路
このサイトはXserverのWordPressで動いていました。正直、7年間ほぼ放置です。
気づけば問題だらけでした。
- サーバー代が月1,000円以上(たった41記事の個人ブログに…)
- PHPのバージョンがサポート切れ(セキュリティ的にマズい)
- WordPressのアップデートが怖い(テーマもプラグインも古くて、触ったら壊れそう)
- とにかく表示が遅い
更新もできない。かといって放置も危ない。
そんな経験ありませんか? ブログやサイトを持っている方なら、この「塩漬け状態」に心当たりがあるんじゃないでしょうか。
最初はnoteに引っ越そうと思ってた
最初に考えたのは、noteに全記事を移すことでした。
noteなら無料。サーバー管理も不要。書くことだけに集中できる。WordPressの面倒くささから解放されるなら、それが一番ラクだろうと。
でも、引っかかったんですよね。
- 独自ドメイン(zaitakuget.com)が使えなくなる
- デザインが自由にできない
- noteの方針が変わったら終わり
- Googleの検索順位やSNSのリンクが全部リセット
7年かけて育てたドメインとGoogleの評価を、全部捨てるのか。
それはさすがにもったいない。でも自分でサーバーを管理し続ける気力もない。どうしたもんかと悩んでいました。
「Cloudflare Pagesにすれば?」
そんなとき、エンジニアの知り合いがさらっと言ったんです。
「41記事のブログにWordPressは重すぎるでしょ。Cloudflare Pagesにしたら無料だし爆速だよ」
正直、Cloudflare Pagesの名前は聞いたことがある程度。でも**「無料で爆速」**は魅力的すぎる。
だからこそ、ボクはAIに相談してみることにしました。
Claude Code(Anthropicが作った対話型のAIコーディングツール)を立ち上げて、こう聞きました。
「WordPressのサイトをCloudflare Pagesに移行したい。記事は41件。何を使うのがいい?」
Claude Codeの提案はAstroというフレームワークでした。
- 記事をテキストファイルで管理できる(WordPressの管理画面が不要になる)
- ページの生成が爆速(78ページを約11秒)
- 画像を自動で軽量化してくれる
- 必要なら動きのあるパーツも作れる
Cloudflare Pagesとの相性も壁打ちで確認しました。
- 無料枠で十分すぎる(月間リクエスト無制限)
- 世界中にサーバーがある(日本からのアクセスも高速)
- GitHubに保存するだけで自動公開
知り合いに方向性を教えてもらい、Claude Codeとの壁打ちで具体的な技術を決めた形です。
月額1,000円以上のサーバー代が、0円になりました。
Claude Codeとの怒涛の2日間
ここからが本題です。ボクがやったことは、基本的に日本語で指示を出すことだけです。
Day 1:WordPressの中身を取り出す
Step 1: 自分のPCにWordPressを再現
「XserverのWordPressをこのPC上で動かしたい」と伝えたら、環境構築からデータの取り込みまで一気にやってくれました。ボクはXserverからデータベースのファイルを持ってきただけです。
Step 2: サイト全体をHTMLファイルとして保存
PC上で動いたWordPressサイトを丸ごとHTMLファイルとして保存。751ファイルの静的コピーができました。
Step 3: HTMLをMarkdownに一括変換
ここがClaude Codeの真骨頂でした。
「このHTMLファイルをMarkdownに変換するプログラムを作って」
これだけです。たったこれだけで、変換プログラムを丸ごと作ってくれました。
- 記事のタイトル、日付、カテゴリ、タグを自動で抽出
- 本文をテキストベースの記法に変換
- SNSシェアボタンなど不要な部分を自動除去
41記事すべてが、新しいサイト用のファイルに一括変換されました。手作業でやっていたら何日かかったか。考えただけでゾッとします。
Day 2:新サイトを作って公開
Step 4: サイトの骨格を構築
「ヘッダー、フッター、記事一覧、カテゴリページ、ページ送り…全部作って」
と伝えたら、サイトの骨格を一気に作ってくれました。
デザインの調整も日本語です。「もうちょっと余白を広げて」「フォントサイズを大きくして」「スマホで見たときに読みやすくして」。これだけで伝わるんです。
Step 5: 旧URLの転送設定
WordPressの旧URLでアクセスしても新しいページに飛ぶように、79パターンの転送ルールを作成。日本語のURLも含めて全部対応してくれました。
これ、地味だけどものすごく大事です。GoogleやSNSからの既存リンクが切れないから、7年分の蓄積が無駄にならない。
Step 6: Cloudflare Pagesへ公開
GitHubにファイルをアップロードし、Cloudflare Pagesと連携。設定ファイルもClaude Codeが作ってくれたので、アップロードした瞬間にサイトが動き出しました。
2日間で、移行完了です。
非エンジニアのボクが感じたこと
1. 面倒くさい作業が一瞬で終わる
41記事のHTMLファイルを手作業で変換していたら、数日はかかったと思います。
こういう「面倒だけど間違えたら困る」作業って、人間が一番苦手なところですよね。AIの独壇場です。
2. 日本語で伝えるだけでいい
「ここの色を変えて」「このボタンをもっと目立たせて」「記事の並び順を新しい順にして」
プログラミング言語なんて知らなくていい。やりたいことを日本語で伝えれば、コードを書いてくれます。これは本当に衝撃でした。
3. 「CLAUDE.md」が引き継ぎ資料になる
Claude Codeはプロジェクトの中にあるCLAUDE.mdというファイルを読んで、サイトの構造やルールを理解してくれます。
一度書いておけば、次に作業を頼むときに毎回説明し直さなくて済む。いわばAIへの引き継ぎ資料です。
4. 壊れたらすぐ直してくれる
「画面が崩れた」「リンクが切れてる」と伝えれば、原因を見つけて修正してくれます。
自分でコードを読んで原因を調べる必要がない。これがどれだけありがたいか、非エンジニアの方ならわかっていただけるはずです。
移行後も進化が止まらない
移行が終わった後も、Claude Codeとの開発(?)は続いています。
- SNSでシェアされたときの画像を自動生成
- カテゴリを11個から4個にスッキリ整理
- 2019年の古い記事を2026年の情報にリライト
- Google Analyticsのアクセスデータを自動取得
全部「こういうのほしいんだけど」と伝えるだけ。
エンジニアじゃないボクが、こんなにサイトをいじれるようになるとは思いませんでした。
移行前後のビフォーアフター
| 項目 | WordPress(移行前) | Astro + CF Pages(移行後) |
|---|---|---|
| サーバー代 | 月1,100円 | 0円 |
| 表示速度 | 3〜5秒(初回) | 0.5秒以下 |
| セキュリティ | サポート切れ | 静的ファイルのみで安全 |
| 公開方法 | FTPで手動アップロード | GitHubに保存 → 自動公開 |
| 画像 | そのまま | 自動で軽量化 |
| SNS用画像 | 手動作成 | 自動生成 |
| 記事管理 | WordPress管理画面 | テキストファイル + GitHub |
WordPressを放置しているあなたへ
在宅勤務をしていると、個人のサイトやブログを持っている方が多いんじゃないかと思います。スキルの棚卸しだったり、副業だったり、ボクみたいに在宅勤務の情報発信だったり。
でも「WordPressの管理が面倒で放置してる」って方、けっこういませんか?
ボクもそうでした。7年間放置です。
だからこそ、声を大にして言いたい。Claude Codeを使えば、週末の空き時間で移行できます。
プログラミングの知識はいりません。日本語で「WordPressから引っ越したい」と伝えるだけ。あとはAIが全部やってくれます。
在宅勤務で浮いた通勤時間を使って、あなたのサイトも生まれ変わらせてみませんか?
まとめ
- WordPressからAstro + Cloudflare Pagesへの移行は2日で完了
- 非エンジニアのボクは日本語で指示しただけ
- サーバー代は月1,100円 → 0円に
- 表示速度は10倍以上高速化
- 移行後もClaude Codeで継続的に機能追加中
7年間お世話になったWordPressには感謝しています。
でも2026年、非エンジニアの個人サイトはAIと一緒に作る時代になりました。ボクはそれを身をもって実感しています。
関連記事

「在宅勤務が減らない謎」は謎でもなんでもない。10年選手の本音
日経FTが報じた「在宅勤務が減らない謎」。出社回帰が叫ばれても在宅勤務が減らない理由を、在宅勤務歴10年超の筆者が本音で語ります。

ぽっちゃんが思う、新型コロナウィルスと在宅勤務
新型コロナウイルスをきっかけにGMO・ドワンゴ・ヤフーなど大手企業が続々と在宅勤務を導入。ゼロからでも在宅勤務は始められると3年の経験者が語ります。

拝啓、在宅勤務を導入したい企業様。先輩企業が教えてくれます。
在宅勤務導入の先駆者・富士通の軌跡(2015年トライアル→2020年Work Life Shift→オフィス50%削減)から学ぶ、企業の在宅勤務導入のヒント。

2020年東京オリンピックは在宅勤務の夜明けとなるか。
2019年、東京五輪を前に「在宅勤務の夜明けが来る」と予測した記事。結果は的中――ただし、きっかけは五輪ではなくパンデミックでした。予測から7年、答え合わせをします。