拝啓、在宅勤務を導入したい企業様。先輩企業が教えてくれます。

この記事は2019年に執筆されました。最新の情報と異なる場合があります。
2020年の東京五輪を前に在宅勤務制度が注目度急上昇しています。
反面、こんな意見も多いようです。
- ウチの職種に在宅勤務は当てはまるのか?
- 在宅勤務なんて上手くいくのか?
- 規則整備はどうすんの!?
当然と言えば当然です。
では、在宅勤務を導入した企業はどうなっているのでしょうか。
日本の在宅勤務に力を入れている企業と言えば富士通が有名です。
2015年度から在宅勤務を含むテレワーク制度のトライアルを開始しました。当時はまだ「テレワーク? 何それ?」という時代。その中で日本を代表する大企業がいち早く動いたわけです。
そしてこの富士通が、さらに大胆な一手を打ちました。
2020年7月、**「Work Life Shift」**を発表。国内グループ約8万人を対象に、オフィス面積を50%削減し、在宅勤務を基本とする働き方に全面移行したのです。
「オフィスは半分でいい」
日本を代表する大企業がそう宣言したインパクトは絶大でした。2015年のトライアルから5年。積み上げた実績があったからこそ、パンデミックという未曾有の事態にも即座に対応できた。富士通の歩みそのものが、在宅勤務導入の教科書です。
ありえるんです!
「ウチの職種に在宅勤務は当てはまるのか?」と迷っている企業こそ、富士通の軌跡を見てほしい。最初は小さなトライアルから始めて、5年かけて全社に広げた。一足飛びではなく、段階的に。
では2026年、在宅勤務は時代遅れなのか?
2024年以降、世界的に「出社回帰(RTO)」の流れが出てきています。GoogleやAmazonが週3日以上の出社を義務化し、日本企業でも出社日数を増やす動きが見られます。
では、在宅勤務を導入したい企業はもう時代遅れなのか?
そんなことはありません。
むしろ2026年の今、在宅勤務制度は採用競争力に直結しています。人手不足が深刻化する中、「フルリモート可」は求職者にとって最大の魅力のひとつ。制度を整えている企業には優秀な人材が集まり、整えていない企業からは人が離れていく。
在宅勤務の導入は、もはや「福利厚生」ではなく**「経営戦略」**です。
将来の日本は人手不足と高齢者社会がさらに進みます。在宅勤務は欠かせない働き方になるでしょう。求職者の立場から企業選びの目利き力を磨くにはこちらを、出社回帰の波にどう向き合うかはこちらを参考にしてください。
関連記事

「在宅勤務が減らない謎」は謎でもなんでもない。10年選手の本音
日経FTが報じた「在宅勤務が減らない謎」。出社回帰が叫ばれても在宅勤務が減らない理由を、在宅勤務歴10年超の筆者が本音で語ります。

WordPressからCloudflare Pagesへ。Claude Codeと2日で完了した移行記録
7年間運営したWordPressサイトをAstro + Cloudflare Pagesに移行。Claude Codeを使い、HTML変換からデプロイまで2日で完了した全記録。

ぽっちゃんが思う、新型コロナウィルスと在宅勤務
新型コロナウイルスをきっかけにGMO・ドワンゴ・ヤフーなど大手企業が続々と在宅勤務を導入。ゼロからでも在宅勤務は始められると3年の経験者が語ります。

2020年東京オリンピックは在宅勤務の夜明けとなるか。
2019年、東京五輪を前に「在宅勤務の夜明けが来る」と予測した記事。結果は的中――ただし、きっかけは五輪ではなくパンデミックでした。予測から7年、答え合わせをします。